こんにちは、トムです。
僕は2年勤めた地方銀行を辞め、フィリピンのバギオに3ヶ月間語学留学に行きました。地方銀行という部分になぜ?と思う方もいるかもしれませんが、そのきっかけの記事はぜひこちらからご覧ください!田舎で暮らす1人の銀行員の人生が変わっていくストーリーを書いています!
今回は留学3ヶ月間でどんな勉強方法で英語力がどう伸びたのかをまとめていきます。これから留学を考えている人はぜひご覧ください。
結論
留学前
・TOEIC715点(2024年8月)。
・センター英語は85%(2019年)。
・日本語から変換しているため話すスピードは遅い。
・文法の基礎は◎。話すとなると伝わるがミスは多い。
・発音はかなり自信あり。
・ネイティブの自然なスピードの英語は聞き取れない。
留学後
・TOEIC835点(留学直後2025年6月、R&Lいずれも60点アップ)。
・基本的なフレーズを音で覚え、簡単な英会話のスピードが上がった。
・難しめの内容でもゆっくりであれば確実に伝えられる。
・冠詞や単数複数、前置詞ミスはいまだ目立つ。
・ネイティブの自然なスピードの英語(特に長文)はいまだ聞き取りづらい。
・全体的に実業家のひろゆきさんと同じくらいの流暢さ。
◎個人的にはまずまずの結果だと思っています。
英語力を文字で説明するというのは難しいですね。周囲から見たら“普通に話せる人”と見られると思います。TOEICは目標800点を35点超える結果でしたが、僕の重視するスピーキングではないので、調子に乗らないようにします笑。一番嬉しかったことは、帰国してから会ったネイティブの友達との会話が若干スムーズになったと実感できたことです。
◎ここで一つお伝えしたいのが、英語学習における発音の重要性です。
発音が良いと自信をもって英語を話すことができます。さらには、リスニングや単語のつづりを覚える時にも役立ちます。なにより、発音がいいとかっこいいですよね。
僕は発音を褒められることが多いのですが、だからこそ躊躇せず英語を話すことができ、英語力が伸びやすかったのかなと思います。
僕は高校生時代、英語の勉強を発音から始めました。最初の方は発音を意識しながら音読するのですが、慣れてしまえば無意識に正しい発音ができるようになります。そうして身につけた発音は一生ものです。
余談ですが、
日本人でも日本語の発音で”ワン!ツー!スリー!”とかけ声をすることは多いと思いますが、”スリー”の時、僕の口が勝手に“th”と“r”をキレッキレの英語の発音で言ってしまい、周囲から笑われることがあります。発音というのは本当に一生ものです…
授業内容

通った語学学校は、マニラからバスで6時間ほど北に行ったバギオという町にあります。
●コース
スピーキング強化コース。
●授業内容(45分×9コマ=6時間45分)
スピーキング×2コマ
リーディング×1コマ
リスニング×2コマ
ライティング×1コマ
ボキャブラリー×1コマ
フレーズ×1コマ
+任意の無料追加グループクラス×1コマ(内容はスピーキングやワーホリ対策等自由に選べる)
●授業形式
マンツーマンクラスとグループクラス(1対2~4)との比率はレベル(1~8)によります。当然ながらマンツーマンの方が断然英語力は伸びます。上のレベルいにいくほど生徒数が少なくマンツーマンが増えました。僕は最後の1ヶ月は、追加授業を除いて8コマ中6コマがマンツーマンでしたが、大多数の生徒は半分がグループクラスです。
●補足
フィリピン人の英語は良くも悪くもネイティブより聞き取りやすいです。強いアクセントがある先生は体感2割程度でした。先生はスラングを使っていけないというルールがあったらしいのですが、お願いしたら教室外から分からないように教えてくれたり。スラング一覧表をこっそり渡してくれたりしました笑
勉強方法
僕が目指す英語力はネイティブとスムーズなコミュニケーションができる英語力です。そして、そのゴールを最短で達成するためにはどうすればいいかを常に考えながら過ごしていました。
▶具体的に行ったことは以下の通り。
・単語やフレーズは文を作って文で覚える。
・使用頻度の低い英語表現は覚えない。
・習ったフレーズを自習中にインプットし、授業中にひたすらアウトプット。
・相手が知らないであろう表現も積極的に使って教えることで記憶を定着。
・文法や発音は自信あり→それらの授業は先生にお願いして内容変更。
・授業のレベルが合わず、レベル分けテストを2週間早く受けさせてもらいレベルアップ。
・教え方のうまくない先生の授業は真面目に受けるといらいらするため、おしゃべりに変更し、雑談力を強化。
このように、英語力向上のために貪欲でいました。
学校側も、スキルアップのためのイレギュラーな対応は快く行ってくれます。
また、生徒の6割が日本人でしたが、恥ずかしながら僕は日本人とはほぼ日本語で会話をしていました。その理由はおそらく、お互い仲良くなりたいからです笑。留学をするような日本人のバイタリティーは高く良い意味でクレイジーであり、面白い話がたくさん聞けました。
モチベーションは何だったのか
語学学校には授業をさぼったり授業中もやる気のない生徒が一定数いました。しかし、僕は留学3ヶ月間、いや、”コミュニケーションのための英語”の勉強を始めた1年半前から、一度も英語が嫌いになったことはありません。そんな僕の英語学習のモチベーションを紹介していきます。
①英語が話せるようになる感覚
それは翼が生えた感覚に似ています。絶対できないと思っていたことができるようになっていくのです。習ったばかりの英語が通じたときの瞬間は脳で変な汁が出てるんじゃないかと思うほど、癖になります。そのためには、日々新しいフレーズを吸収し、アウトプットしていく必要があります。
②外国人の友達
前回の記事(こちら)にも書いていますが、不思議な巡り合わせにより、僕はネイティブ含め外国人の友達が多くいます。彼らともっと話したい、もっと仲良くなりたいという気持ちが英語勉強の強いモチベーションになっています。
③漠然と”かっこいい”
英語の音もかっこいいし、第二言語を話せるのもかっこいい、海外で生活するのもかっこいい。自分もそうなりたいという単純な欲求も勉強を続ける秘訣です。英語を流暢に話している自分を想像し、理想と現実のギャップが少しずつ小さくなっていくと感じることはとても嬉しいことです。
フィリピン留学が向いている人
①基礎的な文法、語彙力、リスニング力がある人
の方が伸びやすいというだけです!
多くの先人が言っていることですね。これは欧米の留学でも同じでしょう。僕が思うその理由は、
・文法を英語で学ぶ効率の悪さ
・語彙力増加にかかる時間
・先生の話が分からないと授業が進まないこと などです。
せっかく留学をするのであればそこにしかない環境=”英語を話す先生”を活用し、アウトプットしないともったいないし、正しく活用できたらしっかり伸びると思います。語学学校にいた一部の日本人は、特に語彙力の少なさと文法の授業を理解できないことで伸び悩んでいました。かくいう僕も際限なく出てくる知らない単語とひたすら格闘していました。
そのため、留学前に文法や語彙の基礎力をつけることをおすすめします。リスニングに関してはワードが聞き取れればある程度推測できます。
②とにかく英語への恐怖心をなくしたい人
どんなレベルの人でも英語への恐怖心はなくなり、話す自信はつくと思います。ミスを気にしないこと・自信をつけることは今後の英語学習に極めて重要だと考えます。それらは日本ではなかなかできないことですので、とりあえず英語への恐怖心をなくしたい人にはフィリピン留学はおすすめです。授業数も多く、フィリピン人はみんな小柄で愛嬌良く、話しやすいです(#^.^#)
③アカデミックな英語を求めない人
授業で話す・書くテーマは抽象的なもの(「父と母どちらが重要か」「給料の高いしんどい仕事か、給料の低い楽しい仕事か」など)や世界規模の問題(地球環境、飢餓など)に関わることが多いです。そのため、使う単語は同じようなものばかりになります。フィリピン人も専門的な語彙に長けてる訳ではないので、何か一つのテーマについて深く勉強したいのであれば自主学習が必要です。
④自分1人で勉強できない人
語学学校にはIELTSコースやTOEICコースもありました。TOEIC(L&R)は受け身のテストなので、個人的には日本でも勉強できると思いますが、中には自分1人では勉強できないという理由でそのコースを取っている人もいました。僕が行った語学学校には通常の授業とは別で朝と夜のそれぞれ1時間ずつ授業がある有料の特別プログラムがあり、朝7時から夜9時まで勉強することになります。きついですが、ケツを叩いてくれると思います。。
最後に
いかがでしたでしょうか。これから留学を考えている方の参考になったら嬉しいです。
そしてここまで見てくれている方々、本当にありがとうございます。
1年半前、ひょんな事からネイティブの友達ができ、英語・世界に興味が湧き、次の仕事を見つけずに銀行の仕事を辞め、フィリピンに行きました。費用もすべて自分で払い、周囲の人に応援され、絶対に留学で何かを得て帰ってきてやるという思いで日本を発ちました。
そんなこともあり、確固たる熱意、準備、戦略を持って、僕は留学を成功させられたと思っています。
今回の記事では英語力の伸びについて数字を使いながら真面目に書いてきましたが、僕がより伝えたいのは留学で価値観がどう変わったかについてです。次回のブログをお楽しみに!
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