こんにちは、トムです。友達にドタキャンされた7泊8日のインドネシア旅、第三弾!!
目次
旅程
4日目…ホテル → トゥカッチュプンの滝 → パンリプラン村 → コーヒー農場 →ティルタウンプル寺院 → ウブド
5日目…ホテル → スイートオレンジウォークトレイル → クタ
チャーターした車の運転手が…
4日目はバリ島の中央部ウブドのエリアの行きたいところすべて行きます!車をチャーターするのが効率的に回れると思い、多少値は張りますが、いつものklookで一日チャーターしました。クタで泊まったホテルにスーツケースを置き、カメラと着替えを持ってバックパック一つで移動します。
当日集合の1時間前、運転手からWhat’sAppでメッセージが来たと思ったら、40分ほど遅れるとのこと…。ここは海外。これは想定内。
無事合流し、お互い自己紹介。遅刻したことの謝罪は無く、代わりに英語で
「けんかは好きか?おれは好きだ」
たしかに、彼の腕は太く、鍛えているのかと思いました。彼なりの異国人に対する牽制の仕方なのだろうか…。特に話を広げる気もおきず、〈いろんな人がいるなあ〉と思い、そのまま、寝ました。

トゥカッチュプンの滝到着!!
渓谷を15分ほど歩き、やっとたどり着きました。なかなか神秘的です!宙に漂う水しぶきが激しく、SONYのカメラもinsta360も、レンズが濡れてきれいな写真が撮れません。一応フィルムカメラでも一枚取ったのですが、帰国して現像してみると、
驚くほど良い写真が撮れていました。
それがこちら

世界一美しい村 パンリプラン村
バリ島の街中を歩いていると、写真のような真ん中がスパッと切られたような門を多く見かけます。

これはバリ土着の宗教バリヒンドゥーの伝統的な建築様式です。割れ門(Candi Bantar)というもので、寺院や家屋の入り口に建てられ、聖なる入り口を意味しています。
他にも、ヤシなどの植物や装飾が入り口に垂れ下がっているのがよく見られます。これらの伝統的な建築様式や景観がそのまま残っている村が下の写真のパンリプラン村です。

村の中心には、まっすぐ延びる石畳の通りがあり、両側に一般の民家が並びます。

上の写真は一本道のゴールにある寺院の割れ門です。閉じてました。
一本道の両側には割れ門も並んでいますが、そこをくぐると奥に一般の民家が何棟か続いており、民家の前にはお土産が並べられています。なぜか店番も住民も全くいませんでした。どこかでお祈りをしているのでしょうか。木琴の音のようなものが聞こえてきます。まさにゲームの中に入ったような異世界でした。
ただ、それは村の入り口付近だけでした。観光ツアーのバスの駐車場がゴール付近にあるため、一本道のゴール付近は観光客でごった返していました。観光客は入り口付近まで足を運ばないようです。
コーヒー農場とおばちゃん
ジョグジャカルタでコピルアクを飲んで満足していたのですが、コーヒーを作っている農場をこの目で見てみたいと思い、バリ島で人気のコーヒー農場へ行きました。https://maps.app.goo.gl/6h3kxhC5AetnLkry6
到着してすぐ、案内役のおばちゃんが1人付いてくれて、英語で説明をしながら農場を回ります。コーヒーホリックの僕はテンションが高くなって肝心のコーヒーの木の写真を撮り忘れていました。なぜかカカオの実の写真は撮ってました。

おとなしいジャコウネコが飼育されており、触ることもできました。また、コピルアクの製造過程もまた見せてもらい、今回はこの道数十年と思われるおばあちゃんが豆を煎っている様子も見れました。
豆の農場の見学自体は無料です。農場にはお土産売り場と屋外カフェがあり、そこでコピルアクをいただきました。

写真奥の14種類のコーヒー&ジュースの飲み比べセットは、驚くべき事に無料なんです!!コピルアクさえ飲めれば良かったのに、強欲にも飲み比べセットも頼みました。
記憶にがっつりと残っているのが、飲んでいる間、案内役のおばちゃんがずっと隣で見守ってくれることです、無言で。銀行員時代先輩に連れて行かれたラウンジを思い出します(笑)。とてつもなく気まずかったです。こうなったらお土産も買わないと申し訳ない(それが彼らの作戦だろう)と思い、ジンセンコーヒーを買いました。僕は大の山菜好きでもあるので、ジンセンのクセのある植物らしい味が意外にもコーヒーとマッチしていました。
ティルタウンプル寺院で沐浴をしない選択
次は沐浴で有名なティルタウンプル寺院です。中は広く、苔むした石像や石畳が多くあり、歩くだけでも楽しめます。沐浴場所があるところまで入るにはサロンという腰巻が必要です。沐浴をする人は緑色の別のサロンが必要です。人気な観光地とは言えど、歴史と伝統を守る意識が感じられ、バリ島民が守る文化・宗教について考えさせられます。

ぼくの宗教観を少し書きます。僕は特定の宗教を信仰してはいませんが、宗教に興味があり、いくつも本を読み漁ってきました。非常に興味深いものです。しかし、宗教について調べるほど、「信仰する」とは何なのか、ということをやっぱり理解できないなという気持ちになります。
沐浴をするヨーロッパ系の観光客を見ていると、信仰することを知らない僕がこの神聖な沐浴をしていいものかと思い、結果僕は沐浴しませんでした。
ただ、このブログを書いている今、少し後悔しています。”宗教を体験する”ことで何か理解できる部分もあったのではないかと思うからです。
ノマドワーカーの聖地 ウブド
長い一日はまだまだ続きます。
ノマドワーカーの聖地ウブドの中心にあるホステルに向かいます。近づくにつれ、街を歩く人や体に似合わない小さな原付に乗るヨーロッパ系の観光客が多くなります。
泊まったホステルはこちら。https://maps.app.goo.gl/KtSLkGLhw1URFLPC9
8人部屋で1,600円。旅先での出会いも期待しつつ、到着するも部屋は暗く宿泊客の雰囲気も暗い。軽く挨拶をして、街の散策の準備をしていると、同部屋の一人の男性がイヤホンをせず動画を見ているのを、気の強そうなヨーロッパ系の女性がきっぱりと注意していました。
そんな何気ないワンシーンに
〈海外の人の他人の目を気にしないところも、思ったことをはっきりというところも好きだなあ〉
とのんきなことを考えていました。
かく言う僕も、陰口が嫌いで、良くも悪くも思ったことをすぐ言ってしまうところがあり、銀行員時代は苦労しました笑
外も暗くなり、お目当てのウブド王宮での伝統舞踊を見に行きます!!

写真は舞踊を待っている様子。絨毯が敷いてある席もありますが、何かのブログでそこにはマダニがいると見たので、早めに行って椅子の席にしました。
印象に残ったのが、ウブド王宮の前で伝統舞踊のチケットを売っている女性でした。机を構えず、チケットとお釣りを手持ちバックに入れたまま「チケット10万ルピアです」と声をかけてきました。何が何でもボッタくられたくないため、正式な値段を調べようとすると、彼女は首にかけていた証明書のようなものをアピールし、ボッタくりではないことを懸命にアピールしてきました。
申し訳なく思いながらも正式な値段を調べると、やはり同じ値段でした。10万ルピアを差し出し、チケットをもらうと、やけに心のこもった「Thank you so much.」を言いました。その丁寧な感謝の仕方に、とてつもない量のチケットを売るノルマが彼女に課されているのではないかと、元銀行員は同情しました。


肝心の踊りはというと、今まで見たことのないタイプの踊りでした。僕はそれを表現できる語彙力はありませんが、踊り子の周りにいる音楽隊の不思議な楽器の音とリズム、そして踊り子の手の動きと目の表現力が踊りのユニークさを生み出していると思いました。劇の一面も持っており、ストーリー性があるらしいのですがよくわかりませんでした。しかし、1時間無心で見られました。なんだかクセになります。
晩御飯を食べ、ホテルに戻り、羽を休めます。
Best 散歩道 Ever
「今までで一番の散歩道」なんて単純な見出しをつけたくなるほどきれいだった散歩道を紹介させてください!!
それは翌朝(5日目)、ウブドを散策していて見つけた道です。
その名もスイートオレンジウォークトレイル(Sweet Orange Walk Trail)です。https://maps.app.goo.gl/9nvUahHfsBRKK5BX6


これはウブドの中心地から歩いて行ける距離にある、田園の中を歩くトレイルコースです。
実はこれ、事前に行きたいところリストに登録していたチャンプハンリッジウォークと間違えて行ったところです。https://maps.app.goo.gl/LXM3m42qeDqDtC9C7
道を間違って本当に良かった!寄り道しないと分からないものがあるってこういうことだ!!
と、ついスケールを大きくして考えてしまうほど美しい散歩道でした笑
時期も完璧で、田を植えて1,2か月経ち、風で稲穂が少しなびくくらいの成長度合いでした。一部の石畳の道にはロサンゼルスのハリウッドのように、何やら一つ一つに文字が刻まれています。気になる方は調べてみてください。
この散歩道が良すぎて2往復した後は、この旅4回目のナシゴレンを食べ、グラブタクシーでクタへ戻ります。

東南アジアって感じの景色。小さい原付に大の大人が二人乗りでクタまで36km、1時間と少し。さすがに疲れました。安全運転ありがとうのチップ500円を渡し、ドライバーはまた1時間かけウブドへ戻りました。
費用(4日目)
車終日チャーター…5,800円
トゥカッチュプンの滝入場料…300円
ティルタウンプル寺院…500円
ウブド王宮の舞踊…900円
食費…3,000円
ホステル…1,600円
合計…12,100円+お土産代
ホテルに着いてゆっくりしていると、当初ジョグジャカルタを一緒に旅するはずだったインドネシア人の友達から連絡がありました。
『明日の夕方バリ島行くよ』
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